「交流標準信号発生器」 その5
「交流標準信号発生器」 その5
油断をすると間があいてしまうなぁ…
本多本、『作りながら学ぶエレクトロニクス測定器』の、あるいはトラ技1999年6月号-7月号の「交流標準信号発生器の設計と製作」を作ろうという企て。
なんども書いているが以下の構成。
- 分周1kHz生成部
- LPF1
- LPF2
- LPF3
- 直線検波部、誤差検出部
- 出力レベル切替部
前回までに3.16Vrmsの固定出力ができていたので、出力レベルを切り替える部分を組み立てた。
公開できる回路図がまだないこの部分は、
- 0dB/-30dB/-60dB のアッテネータ
- バッファ
- +10dB/0dB/-10dB のアンプ
の3段構成になっている。
で、アッテネータ部分で -30dB と -60dB の出力にオシロで当たってみて驚いた。幽霊がいる。ていうか、発振している。
いろいろ弄っていて電源のコードがカール線だったのをストレートにしたら一度無くなった。しかし、このデバッグのために取っていた部品を付け直したらまた発振が出てくるようになった。
うーむ… 電流を測っておくか…
正電源 | 47.0mA |
負電源 | -47.5mA |
電源は、ジャンクで入手した18V 0.2A×2回路のトランスに7818/7918を繋いでいる。ちょっとコンデンサの盛りが不十分かも、な実装。交流標準信号発生器を負荷とした電圧ドロップもないようだし、何よりこの電流、容量は足りていそう。
やはりコンデンサの盛りが良くないのかもしれない。電源をデバッグターゲットにして再検討してみよう。