「交流標準信号発生器」 その4
「交流標準信号発生器」 その4
本多本、『作りながら学ぶエレクトロニクス測定器』の、あるいはトラ技1999年6月号-7月号の「交流標準信号発生器の設計と製作」を作ろうという企て。
- 分周1kHz生成部
- LPF1
- LPF2
- LPF3
- 直線検波部、誤差検出部
- 出力レベル切替部
その後製作を進め、誤差検出部も出来(一部違う部品定数があるので後に入れ替えるが)、ぐるっと一周回して制御された振幅の1kHzを得た。
画像中のアルコールウェットティッシュは気にしないこと。
まだまだ調整の追い込みが必要。
オリジナルからちょっと変えていて、1回路余っていたオペアンプでLPFを組んだ(LPF2)。回路定数もそのまま継ぎ足したので、オリジナル2段LPFに対して3段LPFはゲインが高くなってしまっている。誤差検出部(&積分器)から出力されるDCを生成した方形波が4053でチョップするのだけど、そのDCの値がオリジナル設計想定で約3Vのところが、本実装では2V程度になっていた。制御の範囲に入っていて良かった。
ちなみにLPF2を加えた効果の程は歪率を精密に測ってみないとわからない。
また出力レベル切替部も作らなくてはならない。最終段で切り替えスイッチが必要で、それが2回路9接点なロータリスイッチなのだけど、部品表のものはすでに廃番。同じ仕様のものを探さないといけないなぁ。
ここまでのところの回路図は以下。
【大きい図面】