統合分割再活性
統合分割再活性
去年作った変な仕様*1のPC用スピーカ(経緯 その1、その2、その3、板取図)が、
あっさりとご退役になって、どういうわけだかこんな(↓)お姿になってしまって1ヶ月弱。
再生を試みてみました。あ、PC接続時に使っていたパワーアンプは捨てちゃった(PC用パワードスピーカから抜いたアンプ)。
いや、切り離したところを蓋しただけだし。ちょうど良いサイズの木が東急ハンズで売られていたので、そのまま足にした。バスレフスリットが上に来るあんばい。そこからスピーカのケーブルを引き出している。それぞれ2本のスピーカはもともとはPC用パワードスピーカをばらして採ってきたものなので若干インピーダンス高めかもということで、それぞれパラってアンプに接続してみた。
試聴
ウォークマンの再生ボタン押してしばらくするとそこにはなんともいえない音の空間が広がった。アンプは『定本 トランジスタ回路の設計』のミニアンプをそのまま組み上げた習作だが、その周波数特性の不足を補って余りある空間がそこには、ある。小音量時にあってさえ音は、面としてそこに存在する。
ああ、だめだ、あんな風には書けないや(どんな風だ)。
ネタはともかく、音出ししたときになんかスピーカユニットとは違うところで鳴っている様な感覚を得て、思わず4つのユニットに触って震えているのを確認してしまった。また低音がじゅうぶんとはいえないけれども、ボーカルが綺麗に聞こえる気がする。飯島真理と岩男潤子ぐらいしかまだかけてないけど。ただユニットの特性なのか作りが悪いのかわからないが大音量だとなんか破綻している感じ。枕元スピーカとしては全く問題ない、ていうか今まで使っていた奴よりも好みだ。「あっさりとしてそれでいて癖になる」という奴だろうか。
あんまり良い音じゃなかったですね→廃棄
というシナリオを考えていたのがひっくり返されました。今まで使っていたやつ(写真中でブラウンに塗装してある奴。長岡鉄男のBS-10だったと思う)をどうしようか。別のユニットに入れ替えてみてこっちはこっちで様子を見ようかしら(モノが減らないじゃん)。
なおこの写真を撮ってからまもなく、何者かが侵入して全てのスピーカのコーン紙のセンタキャップの膨らみを押し込んで逃げていった模様です…