電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

+9V電源できました

Chuck20090512

+9V電源できました

ちょっとは工作も - 電音の工場ブログ のあと秋葉原に行って部品を買ってきてあったのだけれど、ケース加工が出来た時点で終わったような気分になってしばらく放置していた。奮起して週末を使ってゆるゆると仕上げた。パワーサプライっ!

あ、シールを貼らなくっちゃ。

かなり前の最初のプランニングでは +5V電源というつもりだったものが時を経て変質、結局 +9V電源となった*1エフェクター作るぞという意志を示したものというか、以前使っていたDUAL PSUを手放したからというか、まぁそんな変心。

トランスは1Aのシロモノ。引ける電流は600~700mAぐらいだろうか。ただの7809のPSUですが回路図要ります?

1Aのメータを付けてみたけれど、個々のエフェクタの検討時にはほとんど振れないところで実験することになるのかな。エフェクタシステムとして検討するときにはもうちょっと行くだろうけど。

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この工作を通して学んだことがひとつある。

タカチMBケースではメータをこの位置に配してはいけない。ネジ締めに窮する。天板に位置するところにメータを置くのが吉だとわかった。

だからトラ技2008年10月号の別冊付録の馬場さんの記事での製作例もそうなっていたんだなぁ…

追記

コメント欄にも書いたけれど、以前作った電圧可変型電源の記事はこちら。

0-15V 電圧可変電源

そういえば参考文献を書いてなかった気がする。以下の記事にあった回路を参考にして、こちょこちょと変更したのが上の電圧可変型電源。

丹羽一夫, 「データブックには応用回路がいっぱい!―ナショセミのLM317を使った0~15V 0.5A実験用電源」, 初歩のラジオ 1982年5月号, 誠文堂新光社

 

丹羽先生の「データブックには応用回路がいっぱい!」の連載はたいへん参考になります。毎月デバイスをひとつ取り上げて、データシートのアプリケーション例から回路を引っ張ってきて必要に応じて変更を加えつつ実用的・実験的な製作を行うという記事で、今は無き雑誌『初歩のラジオ』で1981年1月号から1984年12月号まで続いていました。

誠文堂新光社はたくさん持っている電気・電子工作のコンテンツをどんどんと出してくれるといいのになぁ。

とはいえ、しかし記事のリストを作るだけでたいへんかも。『トランジスタ技術』は創刊号から記事チェックできたけど(データベースもあるし)、初ラは1947年創刊でしたっけ。『子供の科学』はもっと大変か、大正時代からだし。

通っていた図書館に初ラの蔵書があったのだけど、今はもう無い。図書館間の持ち合い解消で今の住まいからはとても遠い図書館に集約されてしまったのだそうだ。

*1: 注) 経年変化で出力電圧が変わったのではありません