電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

ATtiny2313版 Ver 1.5 ポルタメントコントロール検討

MCV-2313-A検討中

ATtiny2313版 Ver 1.5 ポルタメントコントロール検討

ATtiny2313で仕上げたMIDI-CVコンバータのコア部品を頒布しようかなと考えていたら、さらに仕様が膨らんでしまって、単なる頒布マイコンチェック冶具の範疇を大きく逸脱して、それなら妄想していたポルタメントコントロールも入れておきましょうかね、とすっかり設計検討基板になっている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

takedaさんがライントレーサの製作に没頭している裏でこちらを進めておかねばならぬ。ということで やってみた。当初描いて未チェックだった回路はぜんぜんだめ(組む前からダメでした)で描き直した。こちらが描き直したポルタメント周辺回路図

2N3906や2SA1175や2SK330を使ったのは手持ちの関係で、2SA733/2SA733/2SK30で問題ないはずである。

ポルタメントタイムの制御にはLED+LDRのフォトカプラを使用している。2年ほど前に秋月で一瞬出た時に買っておいたP873-G35-380である。CV3のPWMの信号でLEDをドライブすることでフォトカップリングされたCdSの抵抗値を制御して、パッシブ型で可変抵抗だったところを置き換えている(つもり)。

出来上がった基板はこんな感じ。

ATtiny2313 distibution JIG 2SK330の向き(ソースとドレイン)を間違えているけど、とりあえずよしとして(爆)。

VCOを繋いでの音出しはまだやっていないけれど、フォトカプラの出力側の端子間抵抗を測ってチェックしてみたところでは、だいたいにおいて所望の動作をする。

  • PORTAMENTO ON にして PORTAMENTO TIMEに応じて 870Ω~1.5MΩ
  • PORTAMENTO OFF でも PORTAMENTO TIMEの影響を受けて、でも 230Ω~320Ωぐらい

だがしかし問題がある。PORTAMENTO TIMEのコントロールがシビアすぎる。厳密にはシーケンサから数値で0~127を送ってみる必要があるが、MIDI鍵盤のアサイナブルなツマミでいじる限りでは極端なCカーブって感じ。870~20kΩぐらいまではいいけど、その後はちょいとつまみに触れるだけで200k、800k、1.5Mと激しく変化。実用に供するにはもうちょっとなんとかしたい。

抵抗分圧にして下側に持ってくるか? ドライブ回路で何とかするか? いずれにしてもマイコンのソースは弄りたくない。どうするのが良いんでしょうか?>識者

フォトカプラのLEDは何も考えずにPWM出力をPNPトランジスタでドライブしているだけ。もう少しなんかすればなんとかなるのだろうか? RJBさんのResonatorあたり、参考にならないだろうか?