電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

ミキサ (考え中)

ミキサ (考え中)

先日以来ミキサのことを考える頻度が高まっている。

以下自分のためのメモ。

というわけで先週の金曜日から、

  1. その昔『サンレコ』に載ってたおーつかセンセの「プロフェッショナル・クラフツII」という卓製作記事
  2. Douglas Self の ‘Small Signal Audio Design’
  3. MACKIE402-VLZ3802-VLZ3 のマニュアル

を読んでいる。 はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなグループ日記 - 機能変更、お知らせなど

やはり上記の本は外せないね。

仕様は考えるごとにうつろっていくのだけど、モノのチャネルインプットについて、

  • Lineのみ、MICアンプ無し
  • →Head Amp(-10dB~+20dB)→HPF→3-band EQ→Fader→Pan→MAINバス(L/R)
  • 3-band EQは Baxandall型

ってあたりまでは確定。

秋月で NJW1159D というのが -95dBまでいけて 4個450円(1個に2chDIP品)、といい感じだったのだけど、THD+N 対 入力電圧レベル の特性を見て LM1972(秋月で1個300円、表面実装部品)のほうが高いレベルまでいけそうだったので LM1972 を使うことに仮決定。のちに財布と相談する。

チャネルモジュールごとになるべく閉じる というのを基本の考えとする。だから Head Amp と HPF off、EQは手動のコントロールを付ける。それもチャネル毎に。Fader/Panpotその他AUX送り量 とかはディジタルコントロールの電子ボリュームを使い、この部分のコントロールサーフェスは1系統を切り替えて使う。全体集中コントロールCPUから全電子ボリュームに情報を送ると面倒なので、チャネルストリップごとにサブCPUを置いてチャネルへは粒度の粗い制御を行う。“ch1 mute” とかね。

しかし、バスの構成はいまだに固まりきらない。

モノのチャネルインプットモジュールで、Fader, Panpot, AUX(PFL), AUX(AFL) とすると必要な電子ボリュームの数は Fader(1), Panpot(2), AUX(PFL)(1), AUX(AFL)(1) で 5回路 となる。ICには2回路ずつ載っているのでひとつ余る。なにに使いましょ… というのと、solo や mute の実現の仕方など相まって固まりきらないのだ。

  1. AUX(AFL)をステレオ(L/R)にする
    • soloバスは別に設ける、muteは電子ボリュームを一時的に一斉に絞る
  2. ALTバスを設けてFaderにパラってALTバスに落とす
    • ALTバスは外部出力する
    • solo時はCRM*1でALTバスをモニタする
      • チャネルのALTバスへのFaderが落ちていたら上げる(0dB? Unity?)
    • CRMをMAINに持っていくときは、ALTバスをsumしたらMAINからのルートはネグる(切るか絞る)必要がある

あと、つれづれ。

  • 電子ボリュームのミュートが -104dBとかあるのだけど、これを信じてアナログスイッチ無しで信号を切り替えてもいいものだろうか
  • Unityは -2dBu でいいかな
  • Soloって出すときは、ATT 0dB でバスに出すべきなのか or Unity でバスに出すべきなのか

ミキサ回りは勉強すればするほどいろいろと未知のことが出てきた。難しい。楽しい。

Small Signal Audio Design

Small Signal Audio Design

  • 作者: Douglas Self
  • 出版社/メーカー: Focal Press
  • 発売日: 2010/03/16
  • メディア: ペーパーバック