ミキサ
ミキサ
ちょっと前にこんな記事を書いた。YAMAHA PSE01エフェクタを集合させるシステムボックスが欲しいという話である。
しかしその中身は、と考えるとトポロジが決まらないので先に進めない。エフェクトの順序入れ替えやマトリクスなどを投入すればそれはミキサのような何かだと思われる。
ところで筆者はエフェクタを弄る一方でアナログシンセもいじっているわけだが、常々気になっていたことがある。
作ったアナログシンセをデモするときに自作のパワードスピーカに突っ込んで音を出すだけ、なのである。シンセを複数系統で音を出そうとすると(今のところうちの機械は重いんでなかなか機会がないが)、10Vppの世界で(すなわちアナログシンセのモジュールで)ミックスしたものをやっぱりパワードスピーカから音にすることをやっている。
エフェクト掛けにくいじゃん、ギターやマイクや伴奏をミックスしたいじゃん
つまるところtakedaさんのこちらの記事 beatnic.jp home page を読んだらなんか異様にミキサを作りたくなってしまったのである。4chぐらいでいい。PSE01集合ボックスの敵をミキサで。
というわけで先週の金曜日から、
- その昔『サンレコ』に載ってたおーつかセンセの「プロフェッショナル・クラフツII」という卓製作記事
- Douglas Self の ‘Small Signal Audio Design’
- MACKIE の 402-VLZ3 や 802-VLZ3 のマニュアル
を読んでいる。
実は 802-VLZ3 は3万円前後、402-VLZ3 は17000円前後なので、頭の良いヒトなら「自作するよりも買ったほうが結局安い」ということがわかると思う。手間ヒマまで考えるとね。
しかしまぁなんとなく作りたくなってきてしまったので作ろうと思う。とはいえそれなりに大物だからほんとに手が動き始めるのか、完成するのかははなはだ不明。
やるならディジタルコントロールのアッテネータ(以前記事に書いたLM1972)を使うことだけは、とりあえず決めた。
あとは流動的だけど今のところは以下のような仕様(図に描けよ>オレ)。
- Main L/R, AUX(PFL)*1, AUX(AFL)*2 の4バス
- AUX(PFL)、AUX(AFL)を切り替えてどちらかをAUX send
- Solo と AUX(AFL) の兼用を考える
- 2-モノチャネル
- 1-ステレオチャネル
- →3-band EQ(stereo)→Fader→バス
- 1-ステレオリターン
- →Fader→バス
- CRM*4に Tape in (今時なら iPod inと云うべきか)をミックス
- CRMをMain L/Rバス送りできるようにするべきかどうか
- なるべくツマミとフェーダとスイッチは減らす
こんなところ。
いや、しかしここまで書いておいてアレだけど、ヘッドルームとかユニティとか電圧バジェットとかどうしようとか考えたら、先に基準レベルを出す発振器とレベルメータを作ったほうがいいような気がするな、うん。
発振器はともかくレベルメータは難しそうだけど…