MIDI-CV変換機 進捗
MIDI-CV変換機 進捗
どどんと進捗。アナログ部分の製作を開始した。
大元の回路は山下シンセのデュアル・ボイス・キーボード・ユニットのものだが、いくつか変更をしている。そもそもオリジナルでは鍵盤だった部分を本作ではマイコン制御のリレーにしている。変更項目を後にまとめた。
とはいえこの週末にほんとうに実装できた部分はごくわずかで、CV(Low)のノートを決める抵抗に電流を流す定電流回路部分を組んだだけだった。オリジナルでは 6Vだが、本作ではなぜか手元に 5.1V 温度補償型ツェナダイオードがあったのでこっちを使ってみた。トリマ可変値が必要なところ(抵抗12個で1V)をカバーしていたので周辺の定数は変えずツェナの置き換えだけでOK。
なんとかこのペースを維持できれば今月中にできるかなぁ…
いくつか仕様面で未決定の部分がある。
- CVのピッチを決めるコントロールに、オクターブのセレクタを入れるか可変抵抗器の連続変化だけでいいかどうか
- オクターブセレクトを入れるとしたらマイコン制御か手動スイッチか
- マイコン制御でポルタメントON/OFFを入れるかどうか
- マイコン制御でポルタメント量のコントロールを入れるかどうか
うーん、どうしようかな。
せっかくリレーでマイコン系とアナログ系が絶縁されているんだから、上記の仕様を入れるにしてもアイソレートにしたいところだ。
オリジナル山下シンセからの変更ポイント
項目 | オリジナル | 本作 |
---|---|---|
打鍵情報 | 2接点の時間差バスバー・スイッチ | マイコン+リレーで代用 |
ノートを決める抵抗 | 100Ω 37個 | 100Ω 49個 |
CVのバッファ回路 | オペアンプの入力にFETを付加して 入力インピーダンスを上げたもの |
CA3140とかLMC662とか一発に置き換え*1 |
CV(High)、CV(Low)の定電流回路 | 6V ツェナダイオード使用 | 5.1V 温度補償ツェナダイオード使用 |
回路図を挙げなきゃわからんな、こりゃ。
*1:TL071とかでじゅうぶんだろうけど…