息切れ、めまい、動悸
息切れ、めまい、動悸
先日の記事(id:Chuck:20060509#p1)で言及した、
- ハートビートフラッシャ キット組立て
- なんだそれは。ということでこれも後日。
以前友達を病院に見舞いに行ったとき、その友達はなんか爆睡していたのだけれど、指先にセンサがついていて、心拍をモニタされていた。
その波形が、ときどき飛ぶものの(そりゃ不整脈だろう)、なかなか安定した綺麗な波形で感心していた。余談だが、筆者はそういう時間波形を眺めるのが好きで、人の声にはじまり心電図やNST波形(謎)など眺めて備えたり(なんの)していた。もちろん医師ではないのでなんらの「所見」を持たないが。
ということでこの心拍波形、なにか電音活動に使えないかとかねてより考えていた。
最近になってどこかで 心拍が動悸 もとい 心拍に同期したLFO のアイディアの記述を見かけて、んじゃ、センサ部分を試してみようかなと。
動作原理
動作原理自体は血流の変化を採るようだ。
調べてみるとエアロバイクのオプションとして耳たぶにつける脈拍センサが4000円ぐらいで買えるらしい。スタンドアロンの心拍計として売られているものもあり、安売りの数百円から数万円までさまざま。
リソース
作っている人はいないのかなと調べると、2件ほど見つかった。
赤外線フォトインタラプタを利用しているご様子。記載情報を元に追試には走らなかった。
キット
などと調べていたら、マルツ電波でそのものずばりのキットが売られていることがわかった。
マルツパーツ館 【2PK2600】 ハートビート・フラッシャー |マルツパーツ館WEBSHOP~電子部品専門のコンビニ【通販・販売】
700円。店舗に行くと「あ、今日届いたところなんです」ラッキ~、さっそく買って組み立ててみた。
動かん…
ぢーっと回路図を見てなんとなく思うところあって一部定数を置き換えて動き始めた。赤外線フォトインタラプタに指を置き、血流変化をその反射で捉えて、増幅してコンパレートして、LEDとブザーをパルスで ピカビッビ するという動作である。そこいらの人の心拍を計って回る(迷惑)。
今後
遊んでみて電音活動へ適用を考えたときに、
- 演奏中いつも指先をかざしているわけにもいくまい
- 指の置き方によっては心拍が採れない
- 指をかざすと、はじめピーとか長い音がなってからピッピッピッとなる*1
といったところが気になる。
心拍をパルスにして使うか、アナログ波形を使うか。
赤外線フォトインタラプタの波形を持ってくれば、冒頭で述べた心拍波形のようなものが得られるが、指をかざす→離す のトランジェントの波形変動は大きいのでどう騙すか。そもそもこのキットをどこまで使うのか。
パルス利用でマイコン使用とすれば、MIDI同期LFOと同じ考えでLFO波形を作ることはできそう。ただしトランジェントや指をかざしていないときにどう対処するか、周期の計測期間を設けるのか、指を離しているとだんだん遅くなるとかどうだろうか、などなど…
いろいろと仕様検討で楽しめそうである。