電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

Super Edge 2

Super Edge 2 基板写真

Super Edge 2

今週の頭に載せた写真id:Chuck:20060409 から。

id:r0r0さんが開発された歪モノのひとつ、Super Edge 2 を組み立てた。

筆者もギター弾き、それなりに歪は使うものの、こと自作となると効果が判りやすい揺れモノに走る傾向がある。最近はマイコンに走ったり。んで歪モノはついついあとまわしとかロクにいじらないということになっていた。最近の第3次自作ブームは歪いぢりがマジョリティなのにね。

そこに id:Chuck:20060323#p1 に書いたように id:r0r0さんがわざわざ部品を送ってくださって、口先ばかりの筆者の背中を押してくれた。

ということで、作りましたよ!

r0r0さんの id:r0r0:20060320 の記事に回路図へのリンクがある。筆者が組み立てたのはミレニアムバイパスなしの回路で、パターンを書き写して蛇の目基板に組んだ。唯一最終出力レベルの可変抵抗器を 100kΩAから10kΩAに変更した。

まだ基板バラックでしかも音出しが例のミニアンプ(id:Chuck:20050427#p1)なのだけれど、出音は非常にジリジリしていて良い感じである。じりじりの粒が粗めなので、これでナニワのJasminを弾くとちょっと怒られるかも(誰にだ)。

FUZZというかDist+がジリジリしているというか、楽曲でコードも切れるぜというか、低音をブーストしてから突っ込めば「ハクション大魔王」も行けるかもとか、そのままでもオルタナ業界で使ってもいいかもというか、グランジはちょっと違うなとか、フュージョンだったらDimensionの増崎さん*1が似合いそうというか、そういう音かなと。音を言葉にするほど野暮もないのだけれど。

歪量の可変もスムーズで、ピンポイント設定でなく幅広く使えるのは間違いない。でかいアンプ通してみたいですね。

ところで今回、可変抵抗器を太目のハンダメッキ線で基板から浮かして実装してみたところ、可変抵抗器にストレスが掛かって接触不良になるという現象に見舞われた。あまり強固すぎるとかえっていけないみたい。このままケースに実装すると可変抵抗器2個がパネルに固定されて6本足が基板に繋がり、その6本のテンションがバランスすることは難しいから基板か可変抵抗器のどちらかにストレスが掛かる足が出てくると考えられる。リード線のキンク加工のように曲げを作ってクッションになるようにするのが良いと思う。

r0r0さんところは製作依頼殺到すか? しかしDIYerは自分で組み立てましょう。自作ならではの音と言えるでしょう。作ったら是非感想を! DIYerにとって一番のインセンティブです。

*1:歪の幅が広いっすよね。