電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

新版 MIDI FX SW'er

新版 MIDI FX SW'er

先日の「爆音新年会後のアクションプラン (id:Chuck:20060109#p1)」で MIDI FX SW'er (id:Chuck:20000121) に関して、

  • その一方でマイコンには今や廃番のAT90S8535を(無駄に2個も)使っているので、メインボードを作りかえたい気もする
    • その場合は ATmega48/88/168 はイマイチなので、ATmega64 とか ATmega128 とか使うかなぁ…

などと妄想を広げていた。もうちょっと膨らませてみよう*1

石の選択

MIDI FX SW'erではAT90S8535を2個使っているがこの石は廃番品である。一方最近の製作ではATmega48/88/168を好んで使っている。この品種は安くて良いのだが、外部クロックやUSARTを使おうとするといまひとつピンの配置が気に喰わない。ちょっとしたMIDIモノとかLFOとかにはいいのだけれど、I/Oをたくさん使いたい SW'er にはいまひとつだろう*2。現在入手しやすいAVRの種類をAVR WikiAVR FAQのところで見てみる*3と、秋月電子通商で650円/850円で購入できるATmega64/ATmega128が良さそうである。

ポテンシャル

どれぐらいの能力をもっているかというと、

(ELM ChaNさんのサイトELM - Atmel AVRについてより引用)

Device Package ROM
[word]
RAM
[byte]
EEP
[byte]
PIO T/C PWM SIO ADC
10bit
Comp Note
mega64/128 TQFP64,他 32K/64K 4K 2K/4K 53 4 8 2USART,
IIC,
SPI
8 1 BOD,RTC,
Int.Osc,
Ext.Mem,
JTAG

USARTが2つあるようだ(ニヤリ)。

なお、現行のMIDI FX SW'erではAT90S8535を2個使いしている。スペックは以下。

Device Package ROM
[word]
RAM
[byte]
EEP
[byte]
PIO T/C PWM SIO ADC
10bit
Comp Note
90S8535 DIP40,他 4K 512 512 32 3 2 UART,SPI 8 1 RTC

なぜ8515でなく8535かというとタイマを3つ使いたかったからなのだが、結果としてもったいないことになってしまっている。8535をSYN8535へ回したくなる。

また、なぜ2個使いかというと8-loopのコントローラを2ポート用意する形にしたかったからなのだが、これに伴って2-CPUの同期の問題などが生じていた。

妄想しよう

ATmega64/mega128乗せ換え前提の妄想仕様いきまーす。

  • 8-loop x 2ポートのコントロール
    • 4ポートぐらい行けちゃいそうだが、MIDI FX SW'erの改造で済ませたい*4
  • 1024/2048プログラム
  • MIDI-SWの機能に加えてMIDI-VCAの機能
    • VCA機能を完全装備しないまでも、Vol/Exp の MIDI-CV out を付けるのでも良い(PWM?)
      • うわー、そんなことするとUIがっ。LCDか?
  • 2-USART で MIDIRS-232C
    • RS-232C からプログラム書き換え(Boot Loader対応)
  • こんどこそバッテリバックアップ
  • JTAGデバッグ

着手?

いや、本当に作るかどうかは「さまざまな状況(ってなんだ)を勘案して…」なんですが。

*1:そんなことよりスイッチボックスを早く作れという声も…

*2:シリアルで転送して外部でラッチというのはこの際却下。

*3:直接にリソースにリンクできず不便だ…

*4:パネルの加工がイヤ。