山下シンセ ― パネル
山下シンセ ― パネル
先日ご紹介したパネル (id:Chuck:20050814#p1) の塗装工程をまとめておく。なお、あとで読んだときのために書いておくと、塗装した季節は夏。
- 下準備
- 表面をオービタル・サンダでやする
- 中性洗剤で洗う
- 乾燥
- メタルプライマ、「スーパーマルチ ミッチャク剤」を缶スプレイ
- 乾燥
- 塗装
- 一部マスキングして缶ラッカー(赤)*1をスプレイ
- 数十分後にもう一度 缶ラッカー(赤)をスプレイ
- 数分後にマスクをはずす
- 数時間乾燥
- マスク位置を替えて缶ラッカー(紫)をスプレイ
- 数十分後にもう一度 缶ラッカー(紫)をスプレイ
- 数分後にマスクをはずす
- 数時間乾燥
- 一部マスキングして缶ラッカー(赤)*1をスプレイ
- 再塗装 (上記をもう1セット行う)
- 1週間ほど乾燥
- スクリーン印刷*2にて文字入れ。塗料は「アクリル・ガッシュ」(水性)。
- 一部失敗したのでインスタントレタリング*3を貼り込む
- 1週間ほど乾燥
- クリアを吹く
- 使用したのは「タミヤ アクリル塗料(水性)」クリア X-22
- レタリングもアクリルであるため、勢いよくスプレイすると文字が溶けて流れてしまう恐れがある
- そこでエアブラシを用いて、濃度を調整し、薄く吹くことを繰り返した
- 1週間ほど乾燥して塗装完了
あ、この写真はクリアを吹く前の段階のものだった。
重ね塗りをする場合の注意事項
アルミへ塗装する際、塗装面にレタリングを入れてその上から保護剤を吹くというような場合においては、塗料の種類によって上塗りが出来ないことがある。あとから吹いた塗料の溶剤が既にある塗膜を侵すわけだ。
筆者の経験ではホームセンタで売られている水性アクリル塗料(缶スプレー) にインスタントレタリングを行った後にレタリング固定剤(缶スプレー)を吹いたら、アクリル塗膜が浮いてしまったことがあった。下地とレタリング固定剤の塗料の種類にも十分留意する必要がある。
塗料の性質を含めて記述しているページのURLを記す。