電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

VCO w/ PLL

VCO w/ PLL

VCO w/ PLL

id:r0r0さんのところで話題が挙がって(g:emusic:id:r0r0:20041208)いるので載せてみる。

エフェクター自作&操作術 の堤さんのマイクロギターシンセサイザを参考に、2年ほど前にブレッドボードしたPLLの音源の図面。大きな図面

回路のチューニングの観点から言うと、ギターに繋ごうとするとき、その周波数レンジの広さ(5オクターブ)からPLLの引き込みをどこに合わせこむかという問題がでた。そのとき考えた対処法は、

  • 6弦独立で回路を組む

これによって各弦2オクターブ程度で良い上にポリフォニックも実現できる。

また忠実に基本ピッチを取るというのも難しいが、6弦独立に回路を組むことによって、

  • 入力のLPF/BPFをチューニングできる

のではないかと考えている。さらに、

  • 波形が方形波しかない

ことに対しては、VCO部分を ICL8038 に置き換えることによって三角波、正弦波も出力できると考えているが、まだ実験に成功していない。

ところでこの回路の定数で時々 倍ピッチを取る ことがあったが、

  • 人間が聞いても倍に聞こえる
  • KORG X-911 でも倍で取っていた

ことから良しとした。

ただまぁ、PLLの引き込みが低音では遅い(可能性がある)ということで、Harry Bissell はPLLによる音源方式は諦めたとのこと。