シンセのパネル ― パネル問題
シンセのパネル ― パネル問題
頓挫しているほうの製作はパネル問題で引っかかっている。
当初タカチのCHケース(http://www.takachi-el.co.jp/data/pdf/02_05.pdf)で短冊モジュールとボックスをフュージョンしたソリューションを目指そうとしたが、短冊が揺れて使い物にならないとわかった。
タカチCDケース(http://www.takachi-el.co.jp/data/pdf/02_17.pdf)に takedaさんの OneBoard Firm を載せてみたりといったことを経由して、最終的には タカチ UT端子盤ユニット(http://www.takachi-el.co.jp/data/pdf/11_39.pdf)をラックでいくことにして、現在 3Uのサイズでモジュールエフェクタ(g:emusic:id:Chuck:20000119)の実証実験(またの名を浮気)中(g:emusic:id:Chuck:20040804#p1)。しかしこれは組み合わせマウントの曲げとフロントパネルとの合わせが面倒くさい。
一方でFX SWの工作で、3mm厚のアルミ板を
- ジグソーで切る、穴を広げる
- ネジ穴を皿にもむ
- ルータで2mmほど掘って、可変抵抗器の回り止めを形成*1
という加工をしてみて、それなりにすんなりと加工できた(g:emusic:id:Chuck:20041107)ので、「これはシンセのパネルとしてもいけるかもしれない」という感想を持った。すなわち、
- フロントパネルはモジュールごと短冊に切った3mm厚
- 基板マウント用にL型のアルミ板(1mm厚)を皿ネジでフロントパネルに固定
とするのである。3mm厚あればたわむ事もあるまい。ベロ部の少ないL型をネジ止めすれば、組み合わせマウントの曲げ工程が不要または少なくなる。目下の懸念事項は、φ3.5のジャックの穴の形状がドリル一発で開かないため、プラスアルファの加工を要する点であるが、これにしても現在実験中のフロント+マウントで同じ問題は生じているわけだし、そもそも組み加工による穴位置合わせの必要がない3mm厚板を用いた方法は、トータルで楽なのではないかと、現段階で考えている。
まずはUTの5Uケースと何枚か3mm厚アルミ板を用意してみるか。今年中にはシンセパネルの問題を片付けて、本製作に着手したいものである。
追記
φ3.5ジャックの穴はルータで掘ればいいかなぁ…
追記2
*1:3mm厚に対して、回り止めは2mm長なので、パネル表面にあたまを出さずに回り止めの形成が可能。