電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

書籍について

さて、誠文堂新光社発刊の『ROLLYと作るギターエフェクター』ですが、私はアマゾンさんからオススメされてこの本がでるということを知りました。どこかで告知があったのかな? 私の情報網には全く引っかかりませんでした。
ここ数年に発刊されたエフェクタ自作本としては、『サウンド・クリエーターのためのエフェクタ製作講座』別名『ハンドメイドプロジェクト Ver3』こそ著者の大塚さんとやりとりしていたので出る前から知っていたものの、『ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作』はいつのまにか増補が出ているし*1、秋間さんという方の『はじめてのオリジナル・エフェクター&ミニ・アンプ製作』という本も出ている。
ここのところシンセばかりでエフェクタ方面の情報収集が疎だったかもしれません。

そんなこんなしていたら『ROLLYと作るギターエフェクター』が届きました。最初の印象で何編かツイートしましたが、

これはかなりの良本ではないかと。
設計は渡辺成治さんという方、製作は子供の科学の製作記事でおなじみの伊藤尚未さん。『無線と実験』の関連書籍という位置づけなのでしょうか。カバーにMJの広告がありました。
内容としては、ブースタからコーラス/フランジャまでを蛇の目基板で組み立て(基板パターン図もある)、原理、回路の説明あり、『子供の科学』の記事調の基板イラストあり、回路図の読み方の説明あり、Rollyの試奏コメントも良い。

そんな印象でした。

ざっくり昔の誠文堂新光社の『エフェクター入門』『最新エフェクター入門』(google:誠文堂新光社 エフェクター入門)の雰囲気を彷彿とさせます*2

出版社特設サイトがあるのが昔と違って現代的ですね。
「ROLLYと作るギターエフェクター」特設サイト|誠文堂新光社

「万能基板(蛇の目基板)で作れる」と言い切っていて潔く感じました。ブースタやディストーションはじゅうぶん万能基板・手組みの射程内です。

まぁ私自身はけっこう万能基板に手組みしてしまうほうなのですけれども。

(単にプリント基板を作るのが面倒なだけ and/or 作り始めても仕様が固まらないから)

とはいえ部品点数の多いものでは大変だとは思います。
(出版社許諾のもとで)プリント基板を頒布してくれるサイトがあります。とても良心的な価格だと思います。初級者・中級者・上級者問わず利用すると良いのではないでしょうか。

ギター エフェクター基板 | dcamp.biz

かくいう私も注文しました。現在到着待ちです。
連休中になにか工作できるかなぁ…

文中で言及した本

サウンド・クリエーターのためのエフェクタ製作講座

サウンド・クリエーターのためのエフェクタ製作講座

 

*1:増補版ではないほうの感想はこちらとかこちら

*2:わかる人はそれなりに年配か!?