Raspberry Pi (その1) ― radiko録音機
Raspberry Pi (その1) ― radiko録音機
仕事が忙しすぎる今日このごろ、ハンダ付けスペースの回復もままならない状態にあってハンダセラピーが遠く、いきおい逆ギレ気味に Raspberry Pi を立ちあげた。
知人の共同購入に乗って3月に到着していたものの、封も切らずにずーっと積まれていたものだ。
Raspberry Pi(以下 RasPi)って、なにそれ、ウマそう。しかし食べ物じゃありません。詳しい説明はこれ とか これ とか。
要するに小型のマイコン基板。Arduinoみたいな物か?(これ とか これ)
まぁ、そうなんだけど、RasPiのマイコンのほうがパワフル(32bit ARM 700MHz動作)で、USBホストとかネットワークとかHDMIとか積んでる。OSイメージも用意されていて、それをSDカードにダンプして挿して電源をいれるだけで Linuxマシンになる。名刺サイズ。そして本体価格3000円ほど。消費電力3Wほど。
32bit 700MHz って、10数年前のデスクトップパソコンのCPUの性能ですよ。CPUクロックが1GHzを超えたのって、2000年に入ってからだったんだっけ?
X-ウィンドウシステムも動くからゲームやメールやブラウザも動くし。
だがちょっと待て、ゲームやメールやウェブサーフィンはパソコンでやれば良いのではないか。RasPi はそのちっこいことを活かしてそれにあった使い方をするのが良さそうだ。
GPIOのポートも出ているからセンサとかキャラクタ液晶モジュールとかも付けられるよ。Linuxだから直接ポートに1立てるとかそういう乱暴はしないで、デバイスをオープンして云々とかしたほうがいいけれども。
センサを繋いでメールでレポートする / MP3プレイヤーにする / 音楽サーバにする / 無線LANアクセスポイントにする
いろいろやっている人がいる。
私の場合はマイコンがあまりに高性能だと何をやっていいのか逆にわからなくなってしまうのだけど、とりあえずしばらくハンダ付けの環境を取り戻せそうもないからセンサ関係は試せなさそう。そこで知人がやっていてオススメされた、インターネットラジオ radiko の録音機にしたてるというのをやってみた。
手順はほぼこのまんまのとおり。
インストールを始める前に atp-get update したのと、録音用スクリプトの先頭が自環境と合わなかったので手直ししたぐらい。あと録音したファイルを別のPCから取り出しやすくするために Samba を設定した。
やったー! なんの苦労もなく出来てしまいました。それはいいことなのか悪いことなのか…
しかしよくよく考えると定期的に録りたい番組が今時点で特にないというか、NHK 第2(AM)の語学番組のほうが録りたいというか、そして実はそっち用にはつい最近ICレコーダ内蔵ラジオを買ってしまっていたというか…
AMはループアンテナが付いてくるわ、FMも外部アンテナが使えるからけっこう便利してる。電池は今は亡きエネループ入れて使ってる。
自作ラジオ に microBR でエアチェックしていたけど、やっぱり(メーカー製の)ワンボックスソリューションはいいよね!
話がそれた。
まぁ、ネタがかぶってしまったけれども、とりあえず RasPi を radiko の録音機に仕立てることに成功したわけで、うちの環境でラジオ電波的な意味で入感しないFM局なんかを録音*1するときに重宝するであろう。
でもやっぱり自作楽器系で使いたいよね、と考えていました。
(続く)