「パルスパターンジェネレータ」 その1
「パルスパターンジェネレータ」 その1
交流標準信号発生器を作り終わったあとの手慰みハンダセラピーというわけではないけれども本多本(絶版だったがPDF版として復刻)の勢いでパルスパターンジェネレータを組立て始めた。
水晶発振子を74HCU04を発振させて分周したものを選択して8bitパターンを生成したものを出力する。2パターン出力。パターン周期は100ナノ秒オーダーから数秒まで幅広い。
基板は3枚構成。
- 発振部・分周部基板
- 電源部・パターン生成部・出力ドライバ部基板
- 操作パネル基板
さらさらと1枚目を組み立て。原書に倣って主な配線は部品面で。
幾つかの間違いの修正の後、ロジック的には仕様通り動くようになったようだ。
波形はどうか。74HC、74ACなロジックデバイスで作っている本機だが、使用局面はアナログ信号源である。アンプのステップ応答を見る、とかね。
そこで波形観測は難しいということを知った。最高周波数20MHzだがオシロプローブのGNDリード長がアンテナになるの洗礼を受ける。我が家のオシロスコープはアナログのが50MHz、デジタルのが60MHzなので20MHzの方形波を綺麗に見ることができないこともしっかり確認できた。200MHz 4chな中堅機が欲しいなぁ…500MHzのも借りてきて見てみるかな。おーい、プローブどこー?
そんなこんなで作業中です。2枚目は以下。
3枚目は切り出し済み、全体を固定するアルミ板とケースの準備もできているけど、金属加工はなかなか手が動かないなー。他の製作物も見越して今度まとめて作業しようかしら。