モチベーション
モチベーション
ここのところ工作の手の動きが鈍い。
動きが鈍くて、間が空くと腰が重くなる。ハンダ付け作業はまだいいんだけど、アルミ加工とか段取りが必要な作業とか、慣れていない開発環境での作業なんかに顕著。後者だとFPGAとかDSPとか。
間が空けばあくほどどんどんと腰が重くなる。今1.9Gぐらい。
さて、冒頭に近い部分で、モチベーションないしはやる気について、出すものではなく、「出てくる」ものだという意味のことを書いた。
それはその通りだ。
とはいうものの、どうやってモチベーションが出てくるのかというと、ここには不思議な背理があずかっている。
書くためのモチベーションは、書くことによって維持される。
ということだ。
モチベーションを、有限の資源みたいに思うのは、間違いだ。
モチベーションは瓶の中の液体ではない。
使ったらその分だけ減るというようなものではない。
むしろ、定期的に搾乳しないと生産をやめてしまう牛の乳や、汲み出し続けないと涸れてしまう井戸みたいなものだ。株式会社ミシマ社|小田嶋隆のコラム道―第五回 モチベーションこそ才能なり
コラムを書く作業と電子工作は似ているのだろうか。
しかし、
書けば書くほどやる気が出るのかというと、やはりそうはいかない。
一定の量の原稿を書くと、どうしても、書いた分だけの疲労は蓄積する。
つまり、モチベーションは、書き過ぎると、枯渇するわけだ。
とはいえ、書かないでいると書かないことによる枯渇が訪れる。
今のところ電子工作をやりすぎて疲弊するような事態には陥っていない。まだまだもっともっとやり続けなければいけないということか。