電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

エフェクタ電池電源の新機軸

エフェクタ電池電源の新機軸

凶器エフェクタの会第4回セミナで会った方々とはいろいろな話をした。まだまだ話し足りなかったのだけれど…

中でも沖田さんはほんとうにたくさんの引き出しをお持ちの方でした。その沖田さんの実践されている件。

エフェクタに006P型のニッケル水素充電池を納めてしまって、使わないときはACアダプタを挿してトリクル充電、使うときだけ外して持っていく

というもの。7セルの006P型だとちゃんと9V得られるンですな。電池の交換にエフェクタのネジを開けなくていい! 使うときは完全DCだからリプルによるハムもない!

少ない電流を流しっぱなしにして充電することになる。太陽電池でもいいかもしれない。充電池を使い切った状態からの充電には時間がかかる(数日、とか)が終われば満充電をキープ。平日に充電して休日に使う、とかね。

すばらしー! と思ったのでさっそく秋月に通販をかけた。今度やってみた結果をお伝えしようと思います。

だがちょっと待て。昨今メーカ品の充電池の事故がいくつか見られるなかで、ブログで安易にお勧めしていいものだろうかと考えた。ニッケル水素充電池 といっているのに リチウムイオン充電池 を繋いでしまって爆発させる人が出てくるかもしれない。繋ぎっぱなしにすればトリクルでも過充電になるのは変わらず余分な電力は電池の化学反応によりガスを発生させるが、最近の電池の性能に甘えてこのガスを吸収してもらっているわけだし。あるいはギターを繋ぎっぱなしにして過放電させてしまう人もあるかもしれない(そして電池にはメモリ効果、7セル直列だし)。エフェクタの消費電流と使用の頻度をある程度押さえておかないといけない。

そういうわけで安易に充電回路を描くのは避けようと思います。「新機軸」と銘打っておきながら恐縮ですが、上記の記述からわかる人だけ試してみてください。