電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

昔作った MIDI-CVコンバータ

昔作った MIDI-CVコンバータ

1年以上も経って、怪動作の原因が掴めた。

4069 VCO の製作が終わり(id:Chuck:20060925#p1)、作業台に重ねられていたドキュメント類を取り除くと、基板が出てきた。id:Chuck:20050420 で、

さらに調べてみると、「8半音」ごとに音がおかしい。C C# D D# E F G G# A A# B と打って、CとAが同じ音だったり、G# -> A で極端に音が上がったり。こ、これはっ、

bit3が上がってない

(中略)

… 基板をつんつんと突いてみたら、ちゃんとした単調変化になった。しかし電源を一度切るとまた現象が出る。わけがわからん。 … あるいは基板の配線で怪しいところでもあるのだろうかと思ったが目視ではわからず、といったところでこの日は検討ストップ。

デバッグに難儀した挙句、保留にしていたMIDI-CVコンバータ*1である。MIDI2CV を組む上で身包みはがされて検討時にケースを奪われていってしまったのであった。

ふと思うところあって、導通チェッカ*2でデータバスをあたってみた。

はたして、不導通な線が発見された。D4の線で、8bit DACの上7bitを使って MIDIノートを出力している観点から「bit3が上がっていない」とする考察と一致する。

このラインはプリント基板を作る際に、Press'N'Peel で微妙に失敗した部分であった。パターン切れに備えてハンダを盛っておいたものの経年でクラックが生じ、今回の怪動作となったのであろうか。目視ではこの不導通がわからなかった。ルーペで見てもわからん。しかし導通チェッカが鳴らないので不導通なのであろう。いやー、導通チェッカを作って良かったなぁ、ということで直しましょ。

待て、次回!