電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

レスポンス

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「誰でも本」に関する筆者の感想を書いたところ id:Chuck:20051108#p1id:Chuck:20051110#p1 たくさんのコメントをいただいた。どうもありがとうございます。

いくつかレスポンスをお返しがてら記事化しようと思います。

「我らがVol.3」

r0r0さん、590さんが「我らがVol.3」と呼ぶのは、大塚明氏の「ハンドメイド・プロジェクト」の第3弾(Vol.3と呼ぶのかVer.3と呼ぶのか?) が期待される、ということですね。

「ギター・マガジン別冊 ハンドメイド・プロジェクト」は1984年8月に(第1版)、「リットーミュージック・ムック ハンドメイド・プロジェクト ver.2」は1993年3月に発行されたもの。いずれも雑誌扱いなのでアレだ(なんだ)。いろいろあって在庫も廃棄されたと聞く(なんだ)。復刊を求める運動もあるらしい。

前者はセミナー編と製作編 からなり、後者(ver.2)はセミナー編、新作マシン編、名器復刻編 からなる。ver.2の名器復刻編記事がここ最近のハンドメイドを謳うガレージメーカーエフェクタの流行に繋がっていると筆者は考えている。

で、期待される ver.3。もちろん筆者(私)も大いに楽しみにしておりますよ。市販品に売っていないような製作を希望です。

(またいずれあらためて書くかもしれません)

ところで

「土日本」というキーワードも挙がっていますが、あれはエフェクター製作の本ではない、と位置付けておりますです。

「ものたりないよね、全体に。」 by takedaさん

綺麗な写真を見ながら、記事のとおり組み立てて、シールをダウンロードして貼って、「やったー市販品みたい」。んで、記事のとおりやあるいはちょっと色気を出した改造(mod)して、「わーい、オリジナルハンドメイドエフェクタだ」

たぶんここまでのところで、一般消費者階層にあっては、「誰でも本」の文脈からはそれでじゅうぶんであるのだろう。というわけで、

いいんじゃん、成功してると思うよ、この本。決して内容に満足は出来てないけど、評価はそれなりに高いです。

同感です。だからあんな記事を書いてお勧めしているわけです。

だがしかし、

それで満足なのか? そんなことでいいのか? などと思う人がいれば、道を外す*1素質じゅうぶんです。一緒に遊びましょう。

という気持ちを隠しきれない筆者(私)は、あんなお勧め記事になってしまうわけであります。

んじゃ、興味のある人が正しく道を外す(なんだそれは)にはどうしたらいいか、というような本などのリソースが最近は見当たらないわけです。そのあたりを指して「ものたりないよね、全体に。」という感想が出るのでしょう。

そういうリソースを見つけたらできるだけ紹介することにしましょう。

なに?お前が書け? いろいろと書きたいのはやまやまなんですが、それをはじめると自分の製作にあてる時間が取れなくなるのが悩みでしょう。ハードものだと「はい、作例」ってのを出すのに時間がかかるから… ソフトはまぁ良かったんだけど… でもまぁぼちぼちと進めていきたいと思います。電子スイッチあたりから(笑)。

ところで、takedaさんが言われる、

だとしたら、もっと退屈な、基礎的な部分という意味では、大塚さんの本があるし。

というのは、コレ↓ですね。とりあえず買っておけ、な本であると言えます。

サウンド・クリエイターのための電気実用講座

サウンド・クリエイターのための電気実用講座

  • 作者: 大塚明
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)