ハンダゴテ goot PX-238
ハンダゴテ goot PX-238
使用している工具について語るシリーズ。第14回はgoot (グット)の ハンダゴテ PX-238
第1回(id:Chuck:20050111#p1)でハンダゴテを紹介したが、これまで趣味の電子工作では1000円以下のハンダゴテばかり使ってきていた。20Wのもので基板周辺の部品を、40Wのものでちょっとしたコネクタ周辺を、60Wのもので大きめのコネクタのハンダ付けをしていて、それぞれ1000円ぐらいのコテ。
そのコテのコテ先が劣化してきたときに、ブログで勧められていたこのコテ、goot の PX-238 を思い出し、買ってみた。普段1000円のコテを使っている身からすると、3600円のコテ+換えのコテ先2本(1000円) という金額は清水の舞台から飛び降りるほどの決意が必要だったが(おおげさ)。
さてこの PX-238 には、高絶縁、温度制御という特徴がある。電灯線ラインからの漏れ電流で部品を壊しちゃったりすると厄介なので高絶縁は嬉しい*1。そして温度制御のほうはこれまた素晴らしい。「『ボタン ON』でターボ!」というような仕組みはないが、常にコテ先が 380℃ となるように制御されている*2。そのため、
- コンセントにさして30秒で Ready to
Flyハンダ付け - 今までのコテでは苦労していた スズめっき線のハンダ付けが容易
- 同様に今まで苦労していた UEW線の被覆溶かしがあっという間
- 基板部品と機構部品*3でコテを持ち替えず、大物に熱を取られて復帰待ちということもなく1本のコテでまかなえる
といった点を有利に感じている。
最近はすっかり PX-238 が常用ハンダゴテになってしまっている。