完成 ― Maestro Filter Sample and Hold
完成 ― Maestro Filter Sample and Hold
ということで、完成した マエストロ・フィルタ・サンプル・アンド・ホールド。まだ基板のままだけど。
ノイズの振幅を制御する半固定抵抗器はぐりぐり回しているうちに壊れてしまった*1。むぅ。しょうがないのでバイパスしてノイズはフルで。OTAへの制御電流の のところにあるイニシャル値設定用の半固定抵抗器は、耳で聞いてオイシイ フィルタ音の得られるところに決めた。
オリジナルでは CA3080 2個だったOTAを LM13700 で乗せ換えてみた。初段のバッファは 2SC2240 で組んだものの、フィルタループ内の1段目OTA のあとのバッファには、id:r0r0さんの作例を参考に、LM13700 内蔵のダーリントンバッファを用いた。オリジナルではFETのバッファを設けていた箇所である。
他にもこちょこちょと適当に定数を入れ替えたりしているが、すっかり忘れてしまったので、後日現物と回路図 at GGGを照らし合わせて掲載する予定。なおCV部と本体フィルタ部との電源デカップリングは大胆にも省略している*2。
手持ちの関係で部品の定数を入れ替えるようなことをしていながら、2MΩ Cカーブの可変抵抗器は持っていたりして、筆者の部品棚は謎である。
ところで、ランダムノイズをサンプル and ホールド して、得られるCVによるフィルタは楽しい。アルペジオを弾き続けた(id:r0r0:20050425:p2)というのも頷けます。楽曲の中ではテンポに同期してフィルタがかちゃかちゃと動くと面白いと思うので、いつかMIDIテンポ同期にしてみたくなってきた。
なお、エンベロープフォロワ部は組んでいない。組みたくなったときに入れられるように、既存の配線を切りやすいように端子を入れてある。