MIDI Controlled FX Switching System
MIDI Controlled FX Switching System
以前にPICマイコンで作ったエフェクト・ループ・プログラマ
を大幅にバージョンアップ*1しようとするのがこのMIDI Controlled FX Switching System、旧名からの連続性で言うと プログラマブル・エフェクト・ループ・スイッチング・システム。
まじめに検討開始(5回目ぐらいか)。この項は順次updateする。
名称案
組み合わせて使うものなのでシステムであるとは言える。「プログラムしたエフェクタのループのパッチをMIDIで切り替えるシステム」なので、MIDI Controlled FX Switching System
だけれど、名前が長ったらしいのが難点。
システム仕様
- プログラマ部と信号ルーティング部とを分離する
- それぞれ独立した1Uラックに組む
- プログラマ部からの制御信号は port0 (8ループ) / port1 (8ループ) が出力される
- ルーティング部は1-port分の制御信号を受け、8ループのON/OFF(ないしはA/B)を切り替える
- 制御信号はオープンコレクタ出力
信号ルーティング部仕様
- プログラマからの信号に従って8ループを切り替える(サイズの関係)
- 1ループあたりはA/B boxとなっている
- ところどころ send-return を挿入可能とする。挿入個数はパネルレイアウトして決める
- 切り替えはメカニカルリレーを基本とする
プログラマ仕様
- 16ループをプログラムできるようにする
- 出力は8ループずつ port0/port1に分ける
- しかしプログラムは16ループに対して対応付けされる
- 出力はオープンコレクタ
- アナログ・マルチ・エフェクタ(id:Chuck:20040417)の切り替えも可能とする
- パッチ切り替え(通常)モードとエディットモードをもつ
- 状態は、INIT, SELECTION, EDIT, POWER DOWN を想定。POWER DOWN を採用するかは検討中
- パッチ切り替えはMIDI program change(MIDI PC) から行う
- MIDI chは起動時に設定値を読み込む
- コントローラは BOSS GT-3 と Generic MIDI(128プログラム)を考える
- パッチ切り替えは内蔵ロータリ・エンコーダからも行う
- 現在選ばれているパッチ番号を7セグメントLEDで表示する
- そのパッチにおける16ループのON/OFF状態をLEDで表示する
- エディットモード時に16ループのON/OFF選択をしてWRITEボタンで記録する
- 電源断処理を行う
- スーパーキャパシタでバッテリバックアップ (待機時消費電流しだい)
- バックアップからの復帰と電源投入とで動作を変える
- 完全に電源が切れているところからの Start-up RESET
- バッテリバックアップに入っていて Power Down mode からの RESET
割り込み線は足りるのか? (シリアル(MIDI)、ロータリ・エンコーダ、スイッチ押されて wake-up、電源断検知)
プログラマ実装案
- ポート数と内蔵EEPROMのワード幅に鑑み、マイコンは2個用意する
- ひとつあたり8ループをプログラムできるようにする
- clock/reset回路は共通のものを用いる
- 2つのマイコンのプログラムは同一のもの
- master/slave 動作をさせるかどうかは未定
- 開発言語は avr gcc とする
- MIDI ch/コントローラ選択のDIP SWは2つのマイコンで共有する(メドがたった)
- マイコンはAVRを選択する
- AT90S8515 または AT90S8535。RTCを使いたいときに8535を選択する
- 7セグLEDはシリパラしてラッチして表示するタイプとする(ピン数節約のため)
- 74HC595で行う
- 8ループ出力のLEDについても同じようにするべきか → やらない。点滅させるにしても動作は同期させる
- ロータリSW を回しても、一瞬の不感時間をおいてプログラムが有効になるようにする。ロータリSWをぐるぐると回す使い方に対して、信号ルーティング部がメカニカルリレーであった場合の寿命に鑑みて。
必要な部品
- AT90S8515 or AT90S8535 ×2
- ロータリ・エンコーダ
- LED内蔵タクトスイッチ (Prophet調) ×18
- 3 digit 7seg. LED
- 74HC595 ×3
- TLP552
- 5pin DINジャック
- DIP SW 6P or 8P
- スーパーキャパシタ
- コネクタ
- DF1B-*S-2.5R
- DF1B-*P-2.5DSA
実装方針
部分に分けて、ライブラリを作りながら、少しずつやる (^^;)
メモ
- 74HC595
- (source/sink): ±35mA、 ±25mA
- (source/sink): ±70mA
*1:ていうか作り直し