電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

USBオーディオインターフェース

USBオーディオインターフェース

前回までのあらすじ

最近のSDカードのマルチトラックレコーダは多重録音に使えないのでパソコンでDAWを使うしか無く、そのためにはPCに接続できるオーディオインターフェイスが必要で、筆者はRoland UA-101を便利に使っているのだけど最新のMacOS X YosemiteにはUA-101が対応しないために、なにか買わなくてはいけなくなってしまったのだ。

で、機材を検討している。希望するところは以下。

  • PCとのインターフェースはUSBとする
  • 2ch同時録音、24bit、Fs=48kHz。96kHzも良し。192kHzまでは要らない
  • コンデンサマイクがステレオで1組使えること
    • ファンタム電源がついていること
    • 高品位マイクアンプが載っていて欲しい
    • 自作のアンプも使いたいから内蔵マイクアンプがバイパスできる
  • デジタル端子、少なくとも入力。ADATは不要
  • 切り替えで、それも1chでいいからハイインピーダンス端子(ギター端子)欲しい
  • MIDI I/O必須
  • バスパワー、電池駆動、ACアダプタの選択肢
  • MacOS X Yosemite対応
  • iPadにも繋ぎたい
  • バンドルはCubaseじゃなくてAbleton Live がいいなぁ
  • モニタアウトとヘッドホンアウトでコントロールが独立していること

そんな贅沢を云っているつもりはないのだけれどすべてを満たす機械が存在しない。

まず光デジタル端子の付いているものをほとんど目にすることが出来ない。以前のローランドのUAシリーズは光だったのに今は同軸。見つけたのはこれぐらい。そしてこいつはMIDIがない。

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たまにマルチチャネルの機材で光端子があるけど、ADAT I/F専用だったりすることがあるみたい。YAMAHAUW10が懐かしい。

モニタとヘッドホンが独立に音量制御できないのでRolandは脱落。これは前のUA-101から気になっていた。

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まぁ、OCTA-CAPTUREはなんかメインモニタへの出力をオフるスイッチがあるけどちょっと違う気がする感。

チャネル数の少ないI/Fはバスパワーだったりするのだけど、今回私が使うホストはノートPCだし電源供給は電池やACアダプタでも使える逃げ道を用意しておいてほしいなぁと。その点でTASCAMのこれは良さそう。

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それから、コンボタイプのコネクタでマイクとライン両対応のI/Fで「マイク入力をヘッドアンプでラインレベルにあげるがラインはヘッドアンプをバイパスする」という構成になっていないものも多いみたい。対応レンジの広いひとつのアンプで受けている模様。

全部が全部そうというわけではないだろうけど、メーカーに質問したり記載のあるものはゲインとか見て判断。まぁ、マイクロホンでXLRでもTRSでもどっちもありだと考えると、別途スイッチを用意しないと切り替えできないし、仕方ないところかもしれません。それにしてもそのあたりが仕様に書かれていないといろいろと面倒ですね。ミキサだと図面があってわかりやすいんですけど。

そうなると色のついた自作マイクプリを使いたいときは、ライン専用入力のあるチャネル数多めだが全部にマイクアンプがあるわけではないというI/Fが良さそうかと。外部エフェクトを掛けるのにも使うしね。

ちなみに 6in-6out と書かれていてもうち2chずつが(同軸)デジタルI/Oだったりすることもあるので、製品名だけで判断するのは危険だ。

で、いろいろ書いたけど、結局品種は決まらない。条件を緩和していく。

  • デジタル端子は諦める
  • 電源はACアダプタで良しとする