エレキジャック8号
エレキジャック8号
先日発売された、エレキジャックNo.8を買ってきました。
内容はマイコン5種の紹介とちょっとした使い方(含 ツールのちょっとした使い方)、あとはI2C通信の内容で、ワンチップマイコンを一度も扱ったことのない方にとってはちょっとしたとっかかりになると思います。
しかし、何かしらワンチップマイコン経験のある人には微妙なところでしょう。ブレッドボードもマイコンも本誌よりも低い金額で入手できますし、本誌記事と同等の内容はネットにも見つかりそうです。もともと周囲の人に勧めるに値するかどうか評価しようと買ったのですが、評価を伝えようとしたら「もう、バラで買っちゃった」と言われました。
マイコンは4種類付属しています(MSP430, HCS08, 78K0, AVR)。記事内容で触れているPICについてはマイコンが付属していません。そして78K0を除いて書き込み環境は付属していません。マイコンはプログラムを書き込むツールが必要なのですが、これでは書き込めないマイコンは部品箱のコヤシになるのかなと思えてしまってどんなもんかなと… 私自身にとっては、付録の中ですぐに使えるマイコンは、MSP430, 78K0, AVRです*1。あとはHCS08のスパイダーを入手すればコンプリート! って、私のことは置いておいて、どのマイコンでも廉価に作れる書込み器の紹介記事があれば良かったのですが、このあたりはいろんな事情で難しいのかもしれません。
こういったように中途半端な気もしない企画ではありますが、プログラムはC言語指向で、ページ数抑制かあるいはレジスタの詳しい解説を回避しようとする努力か を感じられます。普段使い以外のマイコンを概観するチャンスと考えればこういうのもありかなと思います。