電音の工場ブログ

趣味の電子工作を中心としたブログです.音モノの工作が多いです.

CD化、ここ最近の方法

CD化、ここ最近の方法

例によって不用品の整理をしていたら、コンパクトカセットが何本も出てきた。

こ、これわっ。昔のエアチェックテープじゃないかっ

カシオペアライブ1983/1984/1986とかMOBOバンド本日参上とかPRISMスタジオライブとか。

いまじぶんコンパクトカセットだと取り扱いにくい。さすがに最近はカセットヘッドホンステレオを持ち歩くこともなくなった。ゆくゆくはメモリヘッドホンステレオに取り込むことになるだろうが、とりあえずビール CD化しよう!と相成った。

カセットの再生機はソニーウォークマン、WM-DC2というオートリバースもないのに!当時35000円ほどしたやつを使う。我が家のコンパクトカセット再生マスタである。かれこれ25年ほど前に、通学途中に英語講座を聞くといって買ったが結局LPからダビングした音楽を聴きまくっていたことだなぁ。

なにで録音しようかなー。先日買ったウォークマンも録音ケーブルを買ったのでこいつが使える。が、

  • 録音時に情報量圧縮しているのがイマイチ
    • 非圧縮録音モードがない
  • トラックの分割は、パソコンでなんかツールを動かしてやらないといかん

というところを弱点に思う。

で、筆者のお勧めはHi-MDである。

  • MDは知っていてもHi-MDなんて知らん
  • 据え置きデッキは存在しない、ポータブルが数機種存在する
  • 専用メディアが高い
    • 容量は1Gbyte
      • いやそもそもいまどきメディアかよ

というぐらいマイナーな絶滅危惧 規格なんだけど、最近の コンパクトカセット→CD化 に際しては便利している。

  • 情報量圧縮だけではなく、非圧縮で記録できる
    • 1GBのメディアにステレオで1時間半ぐらい
    • MP3記録がないけど…
  • 再生して位置を確認しながらトラックマークを打てる
    • そんなに高い精度じゃないけど…
  • トラックマークを打った単位で別ファイル化される
    • 転送には専用ソフトがいるけど…

という特徴。

で、80分テープに録音されたライブのエアチェックをCD化しようとすると、筆者の使い方はこんな感じ。

  1. カセットウォークマンHi-MDをラインで接続
  2. カセットを再生し、Hi-MDを録音状態にして放置
    • カセットのA面の再生が終わり、Hi-MDも容量いっぱいで録音停止している。放置しすぎたようだ
    • Hi-MDを再生して、録音が終わったところでトラックマーク。後半の無音部分をERASEする
  3. カセットのB面を再生し、Hi-MDを録音状態にして放置
    • カセットのB面の再生が終わり、Hi-MDも容量いっぱいで録音停止している。放置しすぎたようだが、録音は終わっている
    • カセットが90分より長いと1GB 1枚に収まらないけど
  4. 電車の中とかで録音を確かめながら、曲と曲の切れ目にトラックマークを入れていく
    • 要らんアナウンスとかのトラックはERASEする
  5. トラックマークを入れ終わったら、
    • Hi-MDをパソコンにUSBで接続して、
      • 転送ソフトでWAV形式でパソコンに取り込む
  6. そのWAVファイルをCD焼きソフトに登録して、
    • ギャップなしで焼く
  7. 変に曲の切れ間のできないライブCDの出来上がり (これ重要)
    • ちゃんとCDプレーヤでのトラックジャンプもOK

Hi-MDを使わない場合だと、パソコンで直接録音するとか、メモリカードレコーダを使うという感じでしょうか。筆者はメモリカードレコーダにはMICRO BRを使っているのだけど、これを使った場合は、丸録りしてパソコンに転送した後に波形ツールでファイルを分割していくことになろうか。どうしてもパソコン上の作業となり、通勤通学途上のスキマ時間をこれに充てるようなポータブルなことができない。またパソコン作業を受け入れたとして、音声ファイルとはいえ 80分90分ものになると、パソコンで編集点を探そうとするときにかなり重い思いをする。もっと速いPCが欲しくなったりして… 編集精度はいいんだけどね。あとはソフトウェアの使いやすさに依存する*1

ということで、Hi-MDお勧めです。みなさん、Hi-MDを使いましょう。このあたりがお勧め、ていうか、これ一機種しかないし。

Hi-MDをよろしく、絶滅危惧規格、Hi-MDをどうか、どうかよろしくお願いいたします。