「リバーブの自作」
「リバーブの自作」
またしても掲示板ヲッチング。
amz-fx (Jack Ormanだっけ) がHomemade Reverbというネタを振って曰く、
PrincetonのPT2399を6個並べて作るリバーブに興味はないか? 1個 $4だから 6個で$24。
なるほど。BBDならMN3011にあたるねぇ、と思っていたら、Mark HammerがMN3011に言及した上でさらに高度なことを言っている (^^;) このことについてはあとで述べるとして、さらにさきを読むと、
でも、アキュートロニクスのスプリングリバーブは $18だよね…
発言は R.G.Keen。はっはっは。
ということで
誰かやってみませんか? PT2399 を複数使ったリバーブ。まずは単純に6個ぐらいパラレルにして出力はミックス*1をして、ディレイタイムやエフェクトレベルを美味しいところを探るのです。
え? お前がやれって? 筆者は実はMN3011を持っていて、こいつを何とか料理したいと思っているわけなのですが。
さてMN3011
ところで先の Mark Hammer 曰く、
これまで見た(MN3011の)作例は、出力を固定レベルで足しているだけである。
確かにそのとおり。筆者もこれまで見た作例はどれも同じように見える、というか電子展望編集部編の昔の本を見ても固定のレベルで足しているだけ*2だし、ていうかこれって松下電子のアプリケーションノートそのままかな。と思ったらそもそも記事の著者が松下電子の人のようだ。トラ技の記事*3や大塚さんの製作記事もアンチ・エイリアス・フィルタ~マルチ・タップ・ディレイのサミング~出力フィルタでアプリノートの回路定数を踏襲しているようだった。
さてこういった中、どうやってオリジナリティを出そうかと考えるわけだが、Markの提案は、
いくつかのBDDを直列に並べて、例えばchip 3出力を chip 2に(ミックスして)入れるフィードバックや chip 1出力を chip 3に入れるようなフィードフォワードを組み合わせる。
などというものになっている。確かにオリジナルのMN3011の構成では原音の時間差の異なるディレイ音を加算しているわけだが、Markの提案によれば、MN3011で構成されたものよりも複雑な遅延をえることができそうだ。MN3007を幾つか並べれば出来そうではある。と、まぁ、ここまで読んで今日は思考停止。
しかし筆者の命題はMN3011をいかに弄るかなのであった。
そういえば、YAMAHAのUD-Stompみたいのを作ろうとして、TIのDSPボードを買ったことを急に思い出した。何もやっていないなぁ…