MIDI同期 ― その1. 敵を知る1
MIDI同期 ― その1. 敵を知る1
MFSHのMIDI同期化 (id:Chuck:20050510#p1)をおこなっていこうと思う。
オリジナルのMFSHの回路は、
- 逆バイアストランジスタでノイズを発生してアンプっておく
- LFOで短いパルスを発生し、
- FETアナログスイッチと1.のノイズを2.のパルスでサンプルし、
- コンデンサに電圧値をホールド
- その電圧値をレベルシフトして電流に変換して
- OTAで構成されたフィルタへの制御電流とする
という仕組みになっている。
このうちの 2., 3. の部分をディジタル化してMIDIに同期させようというのが今回のMFSHのMIDI同期化 ということになる。
では、オリジナルのアナログの回路のパルスはどういう波形なのか、ということを知る必要がある。そこでオシロスコープであたってみて値を読んで絵を描き直したのが右上の画像である。以前貼ったオシロの取り込み画像(id:Chuck:20050314#p1 の2番目の画像)と較べながら見ていただけるとわかりやすいと思う。
測定点は 回路図 at GGGでいうところの IC5 の 6番ピンである。
オシロから読み取った値は、パルス幅 900μsec、底の電圧が -7.4V、パルス頂上の電圧が +8.6V であった。
値を読むだけ読んで、今日はここまで。