PICでも面白い本がありました
PICでも面白い本がありました
CQ出版の紹介ページ
↑内容見本あります。
PICマイコンの基礎とセンサ活用入門―PICを応用するためのハードウェアとセンサをつなぐ具体的な実例を解説 (マイコン活用シリーズ)
- 作者: 秦明宏,木村豊,荻山正生
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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PICでも面白い本がありました。
というとちょっと失礼だけれど、PICを取り上げた本は初心者指向性を持っているものが大半な印象がありました。8pin PICに特化したりC言語での開発を学んだところで習作の域を脱するのが難しく、自分のアイディアを実装にまで落とし込むまでに深い溝を感じるんじゃないかなぁ、と他人事ながら思っていました。オブジェクト・ドリブンでなんでも調べる人はともかく、習得モチベーションからアプリを探るようなタイプ*1だと特に…
この本はもう一歩進める上で必要になるハードウェアの回路やソフトウェアの技術をまとめてあります。なかなかこういうコンテンツはWEB上に見られませんから、出版社の企画の面目躍如といったところでしょうか。
ワンチップマイコン入門本 をこなしてサンプル程度が読み書きできるようになった → 実アプリケーションに進んだが、ポートから制御しようとしたらつまづいた
みたいな流れを踏んでいる人にはいいのではないでしょうか。
どうしてこんな電気・電子回路リテラシーからやらねばならんのかというムキもあろうかと思いますが、「“PIC”先にありき」な入門も最近は多いように見えますよ、いろんな掲示板を眺めていると。
*1:定年した人が余暇に「ひとつ電子工作でも」と言っているような事例。